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トップメッセージ
スポーツ科学に基づいたデータ活用で、日本の健康増進を支える
目覚ましいデータ収集テクノロジーの発展
近年、スポーツ業界においては、AIテクノロジーやセンシングテクノロジーを活用したデータ収集ツールやサービスが急速に増加し、アスリートの詳細なデータを収集できるようになりました。GPSをはじめとする様々なウェアラブルデバイスにより、アスリートのパフォーマンスやコンディショニング関連の詳細なデータを取得できます。また、AIカメラは映像からアスリートの動きを検出・理解するだけでなく、映像の音声や表情からアスリートの感情までも推定できるようになっています。例えば、以前はアスリートの睡眠データを収集するために、大きな装置を装着させて実験室で長時間の計測を行う必要がありました。継続的にデータを収集するのはとても現実的ではありませんでした。しかし現在では、腕時計タイプやリングタイプなどのウェアラブルデバイスにより、アスリートに負担をかけずにデータを収集することが可能となりました。
スポーツチームにとって、これらのデータを活用することは、選手のパフォーマンス向上やコンディショニング方法の最適化に不可欠です。具体的には、データを活用してアスリートのパフォーマンス情報をタイムリーにフィードバックし、アスリートに新たな気づきを提供できます。また、睡眠や日々のメンタルデータを分析することで、アスリートのコンディショニングをより良い方法で、適切なタイミングで行うことができます。スタッフにとっても、デジタル技術やデータを活用することで、選手へのサポートを強化し、業務効率化を図ることができます。その結果、コーチやスタッフはチームパフォーマンスを向上させるための業務により多くの時間を割くことが可能となります。スポーツ業界におけるいわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)です。
スポーツ業界におけるデータ活用の5つの課題
しかし、データをフル活用するためには、5つの大きな課題があります。具体的には、活用テーマの明確化、データの量と質の確保、データを扱う人材の不足、適切なツールの選定、そしてデータを蓄積・管理する基盤の構築などがその課題にあたります。この課題は一般的にビジネスにおけるデータ活用の課題ではありますが、それがそのままスポーツ業界にも当てはまることがわかりました。多くのチームでは、データをどのように活用すべきか明確なビジョンがなく、データ自体も十分に収集されていないことがあります。さらに、データ分析を担う人材が不足しており、Excelによる簡易的な分析に留まっているケースが多いのが現状です。また、データ活用のためのツールや基盤が整備されておらず、手作業でのデータ処理に多くの時間が割かれ、結果的にデータ活用を諦めてしまうこともあります。
課題
01
活用するためのテーマ(活用領域)
データを活用するといっても、どうやって活用したらよいかわからないチームがいます。漠然と「データを活用したい」と思っていても、そのイメージやアイディアが浮かばないのです。
課題
02
データの量と質
活用したくても、そもそもデータを収集していなかったり、アスリートがデータ収集に前向きになかったりして、データが十分揃っていないのです。
課題
03
データを扱う人材
データが収集できたとしても、その分析業務等、推進をするための人材がスポーツチームにはいないことがほとんどです。分析スキルと知識が不足しているため、Excelを使っての分析がほとんどです。分析業務などは現在多くのスポーツチームで「おまけ」的な存在として扱われているため、興味があるスタッフしか取り組みません。結果として、そのスタッフに知識や経験が集中し、属人化してしまい、そのスタッフがチームを脱退すると、それまで培った知識や経験はチームに残りません。
課題
04
データを活用するためのツール
チームが思い描いているデータ活用をするための、データ収集のツール、データ管理のツール、データ分析のツールなど様々なツールやサービスの選定ができておらず、全てExcelで行っている、ということがほとんどです。管理しているExcelファイルが複数あり、あるExcelファイルでデータを加工し、その加工した結果をまた別のExcelファイルに移し、さらに集計をして、またそのExcelファイルのデータを次のExcelファイルにペーストして…というふうに、多くの手作業を行っています。結果として、あるスタッフが毎日このようなデータ処理に数時間をかけざるを得ない状況になってしまい、他にやるべき業務に集中できなかったり、長時間労働になってしまったり、最後にはデータ活用を諦めてしまいます。また、ツールを導入しても、そのツールの使い方を覚えることができず、教えてもらえる人もいないため、ツールを購入したはいいが、全く使われていないということもよく聞きます。
課題
05
データを蓄積・管理する基盤
データを効率的に蓄積・管理しておくことも重要な視点です。多くのスポーツチームでは、このようなデータ活用に関して予算化されていないため、少しのコストもかけられないような状況ですので、データを蓄積して、維持することが難しくなっています。現在はスタッフ個人のPCなどに保管されているなど、知らず知らずのうちにセキュリティ上の問題を抱えているチームも少なくありません。Google Driveなどのクラウドストレージでデータを個人が管理している場合もありますが、個人のアカウントに紐づいているため、そのスタッフがいなくなると、データにアクセスができなくなり、蓄積したデータはどこかに行ってしまいます。
改善アクションにつなげるためのデータ活用:アジャイルデータ活用サイクル
では、どうすればデータドリブンなスポーツチームとなり、アスリートを支援できるのでしょうか。その鍵となるのが、「データを手がかりにして、改善のアクションにつなげる」ことです。データを見て終わるのではなく、そこから得た洞察を具体的な行動に移すことが重要です。弊社が提唱する「アジャイルなデータ活用サイクル」は、データの分析とその結果の解釈を行い、必ず改善のためのアクションにつなげることを最重要視しています。そして、そのアクションに基づくトレーニングの結果を再びデータとして収集・分析し、さらなる改善につなげていきます。このサイクルを迅速かつ繰り返し行うことで、結果を出すスポーツチームを構築することが可能となります。 弊社では、勝てるアスリートやスポーツチームを作り上げるために、データ収集や分析だけでなく、改善アクションサイクルの構築に必要な人材育成やチームづくりまで、一貫したサポートを提供しています。
ノンアスリートの健康増進を支援するためのスポーツ科学
また、これらのスポーツ業界での取り組みは、一般の企業や個人の健康増進にも応用できます。スポーツ科学に基づくデータドリブンなサポートは、人々がより健康になるためのデータ活用サイクルの構築につながります。ウェアラブルデバイスで収集したデータをどのように解釈し、どのような改善アクションにつなげるべきか、その方法論の構築にも取り組んでいます。企業においては、健康経営の重要性が高まる中、スポーツ科学を応用した健康経営の取り組みも始まっています。私たちは、スポーツ科学の知見を広く活用していただき、一層元気な社会の実現に向けて尽力してまいります。今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
小林哲郎
Overview
OVERVIEW
概要
商号
acaii合同会社
所在地
〒164-0011 東京都中野区中央4丁目31番16号
代表社員
小林哲郎
業務内容
・スポーツ、健康、ヘルスケアに関わるデータ収集、AI技術の開発、アプリ開発
・DX全般に関わる戦略策定、戦略推進、データ人材育成等コンサルティング
